途端に賑やかになった教室で
キラキラの笑顔を
振りまいて応える遥先輩に、
がっくりと肩を落とした。
もう、否定すら出来ない……
だって、
『つきあってない!』って、
否定しちゃったら、
つきあってない人と
“息するようにキスしてる”
ことになってしまって、
それこそ、多方向的に
問題がありすぎる。
人格、疑われちゃうよ……
「お、おめでとう、凛花!」
「すごいよ、凛花!
花組代表の遥先輩と
つきあえるなんて!
草組の星!」
「やっぱり、
深い関係って
ホントだったんだね!」
盛り上がるみんなに、
力なく笑顔を貼り付ける。
そっか、あったね、
草組とか、花組とか。
とにかく、遥先輩が強烈すぎて、
すっかり忘れていたけれど。
亜由と奈央が小さく拍手すると、
教室にいた
ほかのクラスメイトからも
パチパチと拍手が加わり……
「おめでとう!」
「おめでとう、白石さん!」
……クラスのみんなに
祝ってもらいました。
「良かったな、凛花。
おめでとう、だって」
耳もとでささやいた
遥先輩から顔を背ける。
ぷい。
キラキラの笑顔を
振りまいて応える遥先輩に、
がっくりと肩を落とした。
もう、否定すら出来ない……
だって、
『つきあってない!』って、
否定しちゃったら、
つきあってない人と
“息するようにキスしてる”
ことになってしまって、
それこそ、多方向的に
問題がありすぎる。
人格、疑われちゃうよ……
「お、おめでとう、凛花!」
「すごいよ、凛花!
花組代表の遥先輩と
つきあえるなんて!
草組の星!」
「やっぱり、
深い関係って
ホントだったんだね!」
盛り上がるみんなに、
力なく笑顔を貼り付ける。
そっか、あったね、
草組とか、花組とか。
とにかく、遥先輩が強烈すぎて、
すっかり忘れていたけれど。
亜由と奈央が小さく拍手すると、
教室にいた
ほかのクラスメイトからも
パチパチと拍手が加わり……
「おめでとう!」
「おめでとう、白石さん!」
……クラスのみんなに
祝ってもらいました。
「良かったな、凛花。
おめでとう、だって」
耳もとでささやいた
遥先輩から顔を背ける。
ぷい。



