ううっ、
私の静かな日常を
崩壊させないでください……
それも、これも
全部、遥先輩のせいなんだから!
じっと遥先輩を睨みつけると、
亜由と奈央が青ざめる。
「り、凛花、
血管切れそうになってるから!
落ち着いて!」
「そうそう! だ、大丈夫!
なんとなく察したから!」
……一体、なにを察したの?
「ほら、深い関係って噂、
前から、あったし!」
「もしかしたら、
そうなのかなーって
思ってたから!」
「ち、違うの!……
全然、違うから!」
「そうそう、
めっちゃ深い関係。
ちょっと、恥ずかしくて
言えないくらい」
「黙って!」
「ごめんな、俺の凛花、
病的に照れ屋だから」
「違いますっ!」
俺の、とか言わないで!
と必死に抵抗したものの、
口をつぐんで、うなだれる。
だって、
キラキラと甘い笑顔を
浮かべる遥先輩に、
亜由と奈央は
うっとりとしていて、
私の話なんて、
多分、全然、
ふたりの耳には届いていない。
ううっ……
じっと遥先輩を睨みつけると、
にっこり笑って遥先輩が続ける。
「俺たち、普段は
息するようにキスしてるけど、
学校では屋上でしか……」
「黙れ!」
バンっと机をたたくと、
クラス中の視線が集まって……
「や、やっぱり、
白石さんと神楽坂先輩、
つきあってるんだ……!」
「え、うそ、やっぱり⁈」
私の静かな日常を
崩壊させないでください……
それも、これも
全部、遥先輩のせいなんだから!
じっと遥先輩を睨みつけると、
亜由と奈央が青ざめる。
「り、凛花、
血管切れそうになってるから!
落ち着いて!」
「そうそう! だ、大丈夫!
なんとなく察したから!」
……一体、なにを察したの?
「ほら、深い関係って噂、
前から、あったし!」
「もしかしたら、
そうなのかなーって
思ってたから!」
「ち、違うの!……
全然、違うから!」
「そうそう、
めっちゃ深い関係。
ちょっと、恥ずかしくて
言えないくらい」
「黙って!」
「ごめんな、俺の凛花、
病的に照れ屋だから」
「違いますっ!」
俺の、とか言わないで!
と必死に抵抗したものの、
口をつぐんで、うなだれる。
だって、
キラキラと甘い笑顔を
浮かべる遥先輩に、
亜由と奈央は
うっとりとしていて、
私の話なんて、
多分、全然、
ふたりの耳には届いていない。
ううっ……
じっと遥先輩を睨みつけると、
にっこり笑って遥先輩が続ける。
「俺たち、普段は
息するようにキスしてるけど、
学校では屋上でしか……」
「黙れ!」
バンっと机をたたくと、
クラス中の視線が集まって……
「や、やっぱり、
白石さんと神楽坂先輩、
つきあってるんだ……!」
「え、うそ、やっぱり⁈」



