「ってことで、既成事実により、
今日から正式によろしく」
「いやだよ?」
「え?」
「私、目立ちたくないもん」
じっと、遥先輩の黒い瞳を
見据える。
「まだそんなこと
言ってんのかよ」
「だって、遥先輩と一緒にいたら
間違えなく目立つもん」
「まあさ、残念なお知らせだけど、
お前、もう十分に目立ってるから。
今さら俺とつきあおうが、変わらない」
「だって、遥先輩、教室でも
キ、キ、キスしてこようとするしっ!」
すると、呆れたように
遥先輩が
ムギュッと私のほっぺたをつかむ。
……なぜ?
「つうかさ、
なんで俺が日々、
凛花にマーキングしてると思う?」
マーキング、されてたんだ…
「俺さ、凛花が他の男と話してると
殺したくなるし。
凛花が、他の男のこと見るだけで
そいつのこと、抹消したくなるし。
お前のホントの姿を見た奴は
処刑って思ってるし」
「し、知らないよっ、そんなの!」
いくらなんでも、
思考回路が危険すぎるっ!
って思うのに、
こんな遥先輩のわがままも、
ちょっとだけ嬉しいと
思ってしまうんだから、
もう手遅れなのかもしれない。
今日から正式によろしく」
「いやだよ?」
「え?」
「私、目立ちたくないもん」
じっと、遥先輩の黒い瞳を
見据える。
「まだそんなこと
言ってんのかよ」
「だって、遥先輩と一緒にいたら
間違えなく目立つもん」
「まあさ、残念なお知らせだけど、
お前、もう十分に目立ってるから。
今さら俺とつきあおうが、変わらない」
「だって、遥先輩、教室でも
キ、キ、キスしてこようとするしっ!」
すると、呆れたように
遥先輩が
ムギュッと私のほっぺたをつかむ。
……なぜ?
「つうかさ、
なんで俺が日々、
凛花にマーキングしてると思う?」
マーキング、されてたんだ…
「俺さ、凛花が他の男と話してると
殺したくなるし。
凛花が、他の男のこと見るだけで
そいつのこと、抹消したくなるし。
お前のホントの姿を見た奴は
処刑って思ってるし」
「し、知らないよっ、そんなの!」
いくらなんでも、
思考回路が危険すぎるっ!
って思うのに、
こんな遥先輩のわがままも、
ちょっとだけ嬉しいと
思ってしまうんだから、
もう手遅れなのかもしれない。



