こんな溺愛、きいてない!

ふたりとも、
こんなに綺麗なのに
私とも仲良くしてくれて、

自分のことは野の花と
言い切ってしまう性格の良さ。

今日もふたりと過ごせる奇跡に
ひっそりと感謝していると、

亜由がポーチをとりだして、

グロスにチーク、
アイメイクのあれこれなどなどを
机のうえにずらりと並べはじめた。