机の上に荷物を置きながら、
交互にふたりの顔を見つめる。
日々、精進して綺麗になっていく
ふたりの隣に、
地味な私がいることが
申し訳なくてたまらない。
「私、一人でも大丈夫だから!
ほら、
私みたいな地味なのと
一緒にいると、
ふたりに
迷惑がかかるっていうか!
せっかくの華やかな高校生活に
水を差しちゃうっていうか!」
すると、
亜由がきびしい顔で私を見据える。
「凛花、そんなこと言うと怒るよ」
「そうだよ、私たち庶民の草組はさ、
メイクをしようがなにをしようが、
雑草カテゴリーのなかで
頑張ってるに過ぎないんだから!
私たちの間に
線を引くような言い方やめてよね!」
奈央も声を尖らせる。
「そうだよっ。
それに、その発言、
すごく失礼なんだからね!
そもそも地味とか派手とか、
そんなことで友達選んでないし!
もし、凛花が地味なことを
気にしてるなら、
一緒にメイクしようよ。
せめて野の花を目指そっ!」
「そうそう!
一緒に女子力アップしよう。
やってみると、
メイクも結構楽しいよ?」
「そうだよ、私、教えるし」
くう…なんて…
なんて、
いい子たちなんだろう……
交互にふたりの顔を見つめる。
日々、精進して綺麗になっていく
ふたりの隣に、
地味な私がいることが
申し訳なくてたまらない。
「私、一人でも大丈夫だから!
ほら、
私みたいな地味なのと
一緒にいると、
ふたりに
迷惑がかかるっていうか!
せっかくの華やかな高校生活に
水を差しちゃうっていうか!」
すると、
亜由がきびしい顔で私を見据える。
「凛花、そんなこと言うと怒るよ」
「そうだよ、私たち庶民の草組はさ、
メイクをしようがなにをしようが、
雑草カテゴリーのなかで
頑張ってるに過ぎないんだから!
私たちの間に
線を引くような言い方やめてよね!」
奈央も声を尖らせる。
「そうだよっ。
それに、その発言、
すごく失礼なんだからね!
そもそも地味とか派手とか、
そんなことで友達選んでないし!
もし、凛花が地味なことを
気にしてるなら、
一緒にメイクしようよ。
せめて野の花を目指そっ!」
「そうそう!
一緒に女子力アップしよう。
やってみると、
メイクも結構楽しいよ?」
「そうだよ、私、教えるし」
くう…なんて…
なんて、
いい子たちなんだろう……



