「凛花のこと、
送ってくれてありがとな、遥さん。

でも、ここまでで大丈夫だから。
あとは俺が凛花のこと、
ちゃんと面倒みるから」


「ははっ、鈴之助に
凛花の面倒は見れないよな? 
鈴之助は、ただの従兄弟だし」


「遥さんこそ、さっさと帰ったら? 
俺たち、これから一緒に
映画見なきゃいけないんだよね。
凛花とふたりだけで、一緒に」


……なんだろう、目がチカチカする。


キラッキラの
アイドルスマイル炸裂させてる鈴之助と、

まばゆいイケメンオーラを全開させて
光り輝いてる遥先輩が、

熱烈に見つめ合っている。


……あ、もしかして、私、邪魔?


今は、いろいろな愛のカタチがあるから。