「そういえば小さい頃、
遥先輩、健康食品マニアみたいな
謎のお菓子ばっかり食べてたような。
あんまりおいしくなさそうな
変な色したお豆、とか
パサパサの甘くなさそうな
大豆クッキーとか。
アレルギーなのかなって思ってたけど」
すると遥先輩が顔をしかめて
ガックリと肩を落とす。
「あの頃オーガニックの
ビッグウェーブが
我が家にきてたらしくてさ。
白米とか
食わせてもらえなかったし、
戦時中かよ、みたいな飯ばっかでさ。
凛花の家にいくと、
チョコとかチップスとか
普通の菓子がおいてあって
うまいなーって感動したの覚えてる」
遥ちゃん、
お菓子いっぱい食べるなーと
思ってたけど、
そっか、あれは、
そういうことだったんだ。
「マジで、うち、
貧乏なのかなって思ってた。
雑穀米だし、
変な菓子しかなかったし」
そ、それも
ちょっと可哀想な気が……
お金持ちならではの
深い悩み、なのかな?
遥先輩、健康食品マニアみたいな
謎のお菓子ばっかり食べてたような。
あんまりおいしくなさそうな
変な色したお豆、とか
パサパサの甘くなさそうな
大豆クッキーとか。
アレルギーなのかなって思ってたけど」
すると遥先輩が顔をしかめて
ガックリと肩を落とす。
「あの頃オーガニックの
ビッグウェーブが
我が家にきてたらしくてさ。
白米とか
食わせてもらえなかったし、
戦時中かよ、みたいな飯ばっかでさ。
凛花の家にいくと、
チョコとかチップスとか
普通の菓子がおいてあって
うまいなーって感動したの覚えてる」
遥ちゃん、
お菓子いっぱい食べるなーと
思ってたけど、
そっか、あれは、
そういうことだったんだ。
「マジで、うち、
貧乏なのかなって思ってた。
雑穀米だし、
変な菓子しかなかったし」
そ、それも
ちょっと可哀想な気が……
お金持ちならではの
深い悩み、なのかな?



