お昼休憩 誓都はお弁当を持って教室を抜け出した。 このお弁当は朝、理事長室を出るときに裕司が渡してくれたものだ。 裕司はチャラい見た目に反して料理が上手い。 お弁当も裕司が作ってくれたものだ。 どこかいい場所がないかと探していたら体育館の裏にちょうどいいベンチを見つけた。 桜の木が木陰を作っていて温かそうで涼しそう。 誓都はベンチに座ってお弁当を広げた。 「んわ、美味しそう!」 色鮮やかなおかずに可愛らしい小さなおにぎりが一つ。