幼馴染と○○。



「10年か〜10年はすごいね。」




急にふってきた言葉にぱっと顔を上げると目の前にはさっきバッジと資料をくれた優しい笑みを浮かべる先輩らしき人。



あまり気にしてなかったけれど、この先輩もなかなかのイケメンさん。





「あ、なつ。コレ、俺の妹。」




急に声をかけられ戸惑う私のかわりに、そう答えたのは渚にぃ。



どうやらその先輩は渚にぃの知り合いだったらしい。





「はじめまして。渚の妹の.......「茜。」アカネ?ちゃん?俺、渚の友達の西野夏希です。」




そういってにっこり笑う先輩は少し犬みたいな人懐っこい雰囲気をしていて、思わずその笑顔に見入ってしまった。




「.......あ!!すいません、妹の茜です。いつも兄がお世話になってます。えと、西野.......先輩?」




「はい、西野です。」



ぎこちない挨拶にも関わらず、そういって少しはにかみながら返事をくれる西野先輩。
たぶん、この人めちゃくちゃいい人だ。と少し緊張がほぐれてつられてニコッと笑う。