「松下さん、どうかされましたか? 工藤様、何かありましたか?」
私にそう聞いてくれたのは、後輩コンシェルジュの茅野 泰樹(かやの たいき)君だった。
私の1つ年下で24歳の彼は、すごく頼りになる。
あらましを説明し、2人ですぐさまホテル内の部署に手分けして電話をかけた。
財布のお届けが無いか、祈るような気持ちになる。
いくつかの部署に連絡し、数分で折り返しの電話が入った。
「お客様のお財布、見つかりました!」
レストランからの吉報だった。
「本当ですか! 良かったです。ありがとうございます!」
私は、ホッと胸を撫で下ろした。
「茅野さん、工藤様のお財布見つかりました。探して下さってありがとうございます」
隣で一緒に探してくれた茅野君にもすぐに伝えた。
勤務中はホテルのどの場所にいても、従業員同士は敬語を使う決まり。
私にそう聞いてくれたのは、後輩コンシェルジュの茅野 泰樹(かやの たいき)君だった。
私の1つ年下で24歳の彼は、すごく頼りになる。
あらましを説明し、2人ですぐさまホテル内の部署に手分けして電話をかけた。
財布のお届けが無いか、祈るような気持ちになる。
いくつかの部署に連絡し、数分で折り返しの電話が入った。
「お客様のお財布、見つかりました!」
レストランからの吉報だった。
「本当ですか! 良かったです。ありがとうございます!」
私は、ホッと胸を撫で下ろした。
「茅野さん、工藤様のお財布見つかりました。探して下さってありがとうございます」
隣で一緒に探してくれた茅野君にもすぐに伝えた。
勤務中はホテルのどの場所にいても、従業員同士は敬語を使う決まり。



