添い寝ふれんど





お昼休憩から戻り、私は小児病棟へと向かう。

着いた場所は203号室。
朝、三科先生に言われた子の部屋。

ドアを軽くコンコンとノックするの中から「どうぞ」と女の子の声が聞こえた。

中に入ると、ベッドに腰をかけてこちらを見る女の子がいた。

「初めまして、ここの病院の事務として働いている瀬名礼愛です。華菜ちゃんで間違いないかな?少しお話いい?」

私が声をかけると、華菜ちゃんは少し眉間を寄せながら渋々「どうぞ」とベッド近くの椅子に指さした。

「ありがとう」 と言い、その椅子に腰をかけてすぐ、華菜ちゃんが口を開いた。

「なんで、事務の人がここにいるの?」

「一応ね、心理士の資格を持っていて、カウンセラーの方がお休みの時は患者さんとお話しているの」

と説明をすると、ふーんとだけ言って窓の方を向いてしまった。