『…みい』 えみは、みいの気持ちが痛いほどわかっていた。 『みい、あのね』 『ん…?』 『どきどきするのは、今まで知らなかったお兄さんを見たからだと思うよ』 『……え』 みいは、えみの言葉に喉が詰まった。 『えみもさ…経験したことあって。だから、みいの気持ち痛いほどわかる』 えみは、目を閉じて胸に手をあてた――…