夏休みが終わって、早速ですが、ぴ、ピンチです。
夏の風物詩であるセミの鳴き声でさえも嘆いているように聞こえます!
「萌音、大丈夫」
「大丈夫なのかな」
久しぶりにあったクラスメートとの話が盛り上がって、少しだけうるさくなってるぐらいなら許せるのに…‥。
ドアや窓の隙間からたくさんの人が群がっている。
同級生はともかく、先輩は目をギラギラさせている。
そう、その理由は。
私と先輩が付き合っていることがばれたからです。
今私を守ってくれているのは、「人の教室の中には入ってはいけない」という謎校則。
あれだけ厳しすぎるブラック校則にブーブー言っていたのに今だけはそれが救いである。