「里乃子、立派な営業に育ててもらっちゃったね。総務から移ってきたときは、元気なかったなって今更だけど思うよ」
「いやあ、私も自分でこんなに意欲的に仕事できる日がくるとは思わなかったわ。最近、仕事、楽しいもん」
「榛名先輩のおかげだねえ」
本当にその通りだと思う。私の毎日が充実していて楽しいのは、公私ともに榛名先輩がいるからだ。
めちゃくちゃ怖かった先輩が、実はものすごく信頼してくれていて、プライベートでは最愛のダーリンになっちゃったんだもんなあ。人生何があるかわかんないわ。
「行永!」
呼ばれて、条件反射で飛び上がる。見れば、オフィスの戸口で榛名先輩が呼んでいるのだ。
「はい!なんでしょう!」
「荷物を運ぶ。手伝え」
なんだ。雑用か~。
また怒られるのかと思った。
先輩について、一階の倉庫へ向かった。倉庫はほこりっぽくて薄暗い。誰もいない。滅多にこないもんなあ。
「その箱だ」
「はあい」
段ボールに手をかけたら、すぐ横に榛名先輩が立った。あ、と見上げた瞬間、唇が重なる。
ちょこっと触れるだけの優しいキス……。
「す~ぐ~る~さ~ん!仕事中~!」
真っ赤になった私の抗議に、同じく照れて頬を染める榛名先輩。
自分でしておいて、その照れっぷりはなんですか!可愛いな、もう!
「いやあ、私も自分でこんなに意欲的に仕事できる日がくるとは思わなかったわ。最近、仕事、楽しいもん」
「榛名先輩のおかげだねえ」
本当にその通りだと思う。私の毎日が充実していて楽しいのは、公私ともに榛名先輩がいるからだ。
めちゃくちゃ怖かった先輩が、実はものすごく信頼してくれていて、プライベートでは最愛のダーリンになっちゃったんだもんなあ。人生何があるかわかんないわ。
「行永!」
呼ばれて、条件反射で飛び上がる。見れば、オフィスの戸口で榛名先輩が呼んでいるのだ。
「はい!なんでしょう!」
「荷物を運ぶ。手伝え」
なんだ。雑用か~。
また怒られるのかと思った。
先輩について、一階の倉庫へ向かった。倉庫はほこりっぽくて薄暗い。誰もいない。滅多にこないもんなあ。
「その箱だ」
「はあい」
段ボールに手をかけたら、すぐ横に榛名先輩が立った。あ、と見上げた瞬間、唇が重なる。
ちょこっと触れるだけの優しいキス……。
「す~ぐ~る~さ~ん!仕事中~!」
真っ赤になった私の抗議に、同じく照れて頬を染める榛名先輩。
自分でしておいて、その照れっぷりはなんですか!可愛いな、もう!



