誰か、私に涙の止め方を教えて下さい。
皆には聞こえないように声を押し殺して泣き叫んだ。

秋に出会った事を後悔なんてするはずがなかった。
私こそ君に救われました。
君を愛していました。

「大好きだよ、秋」
"僕もだよ"
一瞬、ほんの一瞬だけそう聞こえた気がして、優しい風が私の頬を撫でていった。