からふる。~第24話~

2週間後...。



「へえ、紗彩ちゃんは元お嬢様だったんだぁ。通りで品があるわけだね」


「でも料理も出来ないですし、勉強もしてないですし、品があっても仕方がないですよ。歌って踊れる先生...羨ましい限りです」


「そっかぁ、私はやって来たこと生かせるからいいのかぁ」


「そうですよ。私なんか何にもないんですから」


「そんなことないと思うよ。紗彩ちゃんには紗彩ちゃんの良さがある。それをわかって紗彩ちゃんを大事に想ってくれる人はきっといるはずだから、めげすに努力し続けてどんどん自分磨いてきらっきらになっちゃいな!」


「はいっ」



浅川日奈子さんは私のお姉さんみたいな存在になった。


高校3年生で今は保育の専門学校に通うために勉強中。


そんな中でも時々こうして遊びに来てくださって私の話を聞いてくれる。


また心強い味方が増えて良かった。


日奈子さん、これからもよろしくお願いします!


私と...


八代先輩を...。



「ただいま帰りました~」


「あっ!茶樹くんお帰り~!今日は私と紗彩ちゃんの合作、スペシャルカレーだよ!」



こんな何気ない日常が、ずっと続きますように。


そう願いながらお玉で鍋をかき回していたのだった。





続く...