「じゃあ、また後でな。細井もまた部活で!」
「うん、またね。」
「はーい!」
海里さんは、私とまどかに手を振ると、前を歩いていた友達の所へ小走りして戻っていった。
「去年は決勝まで行ったんだけどね。…今年は行きたいね、インターハイ。」
まどかは真剣な顔で私に言った。
「うん。頑張ろうね、私達も。」
それに答えるように、私もまどかに真剣な顔で伝えた。
「そういえばさ、陽香ちゃんはクラスどこなの?」
まどかは思い出したように聞いてきた。
「陽香はC組だって。お昼は一緒に食べようねって話してるよ。」
「そっか〜!ねね、私も一緒にお昼食べてもいい?」
「もちろん。陽香もまどかと仲良くなりたいってこの前言ってたから喜ぶよ。」
「やった〜!」
