あぁ、やっぱり 私はどこにいてもいらないんだ だめなんだ 私は帰ろうと思い クルリと方向転換して歩き出す すると 彼に手を掴まれた 見上げれば彼の真っ直ぐな瞳が 私を見つめていた まるで、大丈夫だとでも言うように その瞳はいつになく優しかった