純白の華は闇色に染まる



しかも、私ではなく

遥に向かって

「バンっ」

「だめっっっ」

私は一か八か遙かの前に飛び込んだ

そして私の体に

激痛が走った。

「お、おいにな、にな!にな!!!!」

「は、るか、大丈夫。大丈夫だよ?

 大好き」

そう言って私は目を閉じた。