さよなら虎馬、ハートブレイクのレビュー一覧
5.0
どうにも拭えない汚れのような過去がある。 だから、逃げてきた。心の底から死を願った夜があった。 でも、どうしようもなく生きたくて、救われたくて、前を向きたくて、 ――そうして、“きみ”と、出会った。 これは、そんな凛花と藤堂の物語。 だけど、登場人物の誰ひとりとして取りこぼさず、やさしく拾いあげられていく様が、本当に見事でした。 『本当は誰かに見つけて欲しかった』 きっと、そう思っていたのは凛花だけじゃない。 藤堂も、智也も、有愛希も、柚寧も、大河も、累も、そして栄介も、みんな、みんな。 この世界は、ひとりぼっちどうしの寄せ集めで出来ている。 でも、だからこそ、ひとりぼっちとひとりぼっちが出会い、世界は丸い形に変わっていくのだと、信じたくなるお話です。 素晴らしいものを読ませていただき、本当にありがとうございました。
どうにも拭えない汚れのような過去がある。
だから、逃げてきた。心の底から死を願った夜があった。
でも、どうしようもなく生きたくて、救われたくて、前を向きたくて、
――そうして、“きみ”と、出会った。
これは、そんな凛花と藤堂の物語。
だけど、登場人物の誰ひとりとして取りこぼさず、やさしく拾いあげられていく様が、本当に見事でした。
『本当は誰かに見つけて欲しかった』
きっと、そう思っていたのは凛花だけじゃない。
藤堂も、智也も、有愛希も、柚寧も、大河も、累も、そして栄介も、みんな、みんな。
この世界は、ひとりぼっちどうしの寄せ集めで出来ている。
でも、だからこそ、ひとりぼっちとひとりぼっちが出会い、世界は丸い形に変わっていくのだと、信じたくなるお話です。
素晴らしいものを読ませていただき、本当にありがとうございました。