何回聞いたかわからないこのセリフ。
「お兄ちゃん、恥ずかしいからやめて……っ」
真っ赤な顔でそう告げたら、お母さんが呆れたように言った。
「またまた、バカなことばっかり言って。もうほんと呆れちゃうでしょ?」
「妹さんも大変ですね」
「そうなのよ~」
そんな時、チラッとこちらを向いた七瀬さんと目が合って。
――ドキン。
なぜか彼は、そのまま数秒間私のことをじーっと見つめてきたので、すごく戸惑った。
うぅ、どうしよう。そんなに見られたらドキドキしちゃうよ。
もしかして七瀬さん、私と会ったことあるの、思い出した?
いやまさか、そんなわけないか……。
.
*
.
「お兄ちゃん、恥ずかしいからやめて……っ」
真っ赤な顔でそう告げたら、お母さんが呆れたように言った。
「またまた、バカなことばっかり言って。もうほんと呆れちゃうでしょ?」
「妹さんも大変ですね」
「そうなのよ~」
そんな時、チラッとこちらを向いた七瀬さんと目が合って。
――ドキン。
なぜか彼は、そのまま数秒間私のことをじーっと見つめてきたので、すごく戸惑った。
うぅ、どうしよう。そんなに見られたらドキドキしちゃうよ。
もしかして七瀬さん、私と会ったことあるの、思い出した?
いやまさか、そんなわけないか……。
.
*
.



