突然思いがけないことを言われてドキッとする。
「俺、桜庭さんのことタイプなんだ。よかったら、連絡先教えてくれない?」
さらには連絡先まで聞かれて、すごく戸惑ってしまった。
「え、でも……」
「なんで? メッセージのやり取りくらいいいよね?」
「え、えーっと……」
どうしよう。それくらいは教えたほうがいいのかな?
でも、お兄ちゃんに知られたらと思うと……。
それに私、特に大橋くんに興味があるというわけではないし、今初めてまともに喋ったばかりなのに、なんて思うとためらってしまう。
「桜庭さんだって、合コンに来たってことは、彼氏が欲しいってことでしょ? だったらいいじゃん。そのくらい」
大橋くんはそう言うと、なぜか急に距離を詰めてきて。
「ねぇ、なんか言ってよ」
そのまま壁に追い詰められた私の顔の横にドンっと手をついてきた。
そして、もう片方の手で、頬に触れてきて。
「……っ」
その瞬間ビクッと体が跳ねる。
「うわー、その反応そそるなぁ。桜庭さんって可愛いのに、絶対男慣れしてなさそう」
私をじっと見下ろす大橋くんは、さっきまでとはなんだか別人みたいで、すごくいやらしい目つきをしている。
さらに彼は、ぐんと顔を近づけてきて、耳元で。
「俺が色々教えてあげるからさぁ。ね?」
「俺、桜庭さんのことタイプなんだ。よかったら、連絡先教えてくれない?」
さらには連絡先まで聞かれて、すごく戸惑ってしまった。
「え、でも……」
「なんで? メッセージのやり取りくらいいいよね?」
「え、えーっと……」
どうしよう。それくらいは教えたほうがいいのかな?
でも、お兄ちゃんに知られたらと思うと……。
それに私、特に大橋くんに興味があるというわけではないし、今初めてまともに喋ったばかりなのに、なんて思うとためらってしまう。
「桜庭さんだって、合コンに来たってことは、彼氏が欲しいってことでしょ? だったらいいじゃん。そのくらい」
大橋くんはそう言うと、なぜか急に距離を詰めてきて。
「ねぇ、なんか言ってよ」
そのまま壁に追い詰められた私の顔の横にドンっと手をついてきた。
そして、もう片方の手で、頬に触れてきて。
「……っ」
その瞬間ビクッと体が跳ねる。
「うわー、その反応そそるなぁ。桜庭さんって可愛いのに、絶対男慣れしてなさそう」
私をじっと見下ろす大橋くんは、さっきまでとはなんだか別人みたいで、すごくいやらしい目つきをしている。
さらに彼は、ぐんと顔を近づけてきて、耳元で。
「俺が色々教えてあげるからさぁ。ね?」



