「誤解のないように言っておきますが、ここに通い詰めろというわけではありません。確かに俺たちは休み時間はいつもここにいますが、それはここが楽だからであって、秋峰さんに同じことを強要するつもりはありません。きちんと仕事をしてくださればそれで結構です。」 ならいいじゃん! けど菊池は、ですが、とメガネのフレームを触りながら言葉を続ける。 「きっとあなたも、ここに進んで来たいと思うようになりますよ。」 挑戦的に、妖しげに細められた瞳がなんだか色っぽくて、私は何も言えなかった。