「最初に言っておきますが、生徒会は万年人手不足です。ポンコツ理事長が余計な仕事を回してくるせいで。」

今日は私の初、仕事日。

菊池に仕事内容を教えてもらってるんだけど・・・

今、鳥肌たった。

ポンコツ理事長、と余計な仕事、のとこですっこく黒い笑みを浮かべてたよ、この人。

怖っ!

「とりあえず、秋峰さんにはサポートに回ってもらいます。平たく言えば雑用ですね。よろしくお願いします。」

「あ、はい。」

雑用どんとこい、だ。

なんでもいいんだけど、ただ・・・

「あの、生徒会室に来るのって放課後だけでも大丈夫ですか・・・?」


朝と昼休みは、いっつも誰かに絡まれてるから。

そう言うと、菊池の瞳の鋭さが増したような気がした。