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「おまえ、気持ち悪いな」


目の前に立った男の子。

男の子の近くには女の子がいた。

黒髪の女の子だ。


「らーん、何してるの? 行こう」

蘭と呼ばれた男の子は。

私を睨みつけて。

女の子と手をつないで、どこかへ行ってしまった。