バスに揺られる。 窓の外は青空が広がっていた。 太陽の光を浴びて、通り過ぎていく家の屋根が反射している。 隣を走る車さえ、輝いている。 不思議な感覚だ。 窓1枚を隔てただけなのに、私は別世界に居るようだ。 鬱陶しいほどの太陽の輝きから、私は目を逸らした。