家での、家事分担から俺の名前が消えた時から、俺は部屋で勉強する様になった。
夜中まで勉強する俺に、奏悟は良く飲み物を持って来てくれ、いつも騒がしい景都が静かになった。祐司や蒼司は、料理の勉強を始め作る様になった。
そして俺は、バイトを休みA判定を取れる様にまでなった。
弟らはここまで変わったのに、唯一父さんが変わらないのには、もどかしさを感じていた。