俺が起きると、6時半に近かった…
「あぁ、6時半か…」と呟いてみるが、飛び起きる。
急いで、支度をして階段を駆け下りる。部屋に入ると、景都が顔を出した。
「おはよ。朝食の準備してあるよ。」そう言ってテーブルに並べていく。
「ありがと。景都...」俺が言うと、景都は笑顔になった。
「兄さんとは、味が違うと思うけど...」さっきと変わって、少し申し訳なさそうに言う。
「大丈夫だよ。ありがと。」そう言って俺は、景都の頭を撫でた。