再び兄貴の部屋に入ると未だにグースカと眠る兄貴



くるまっている布団をひっぺがし鼻をつまむ



「いーち、にーい、さーん、しーい、ごーお、ろーく、しーち、はーち、きゅー…」

『ブハッ!!』



「さっさと起きろぉ」



『お前毎度毎度その起こし方やめろよ、俺いつか死ぬぞ』



「母ちゃんが待ってるから急いでー」



兄貴の言い分なんてガン無視で俺だけスタスタと先に2階へ戻り食卓につく



今日の食卓に親父はいないからきっと夜勤で泊まっているのだろう



てことは菜月いまから病院行くのかな

なんて、すぐになつきのことを考えてしまう