待ち合わせ場所に行くとミナトはもう来ていた。



「お待たせ」


駆け寄るとミナトは笑ってくれた。


…やっぱりかっこいい。


ミナトの私服はグレーのトップスに黒のパンツというとてもシンプルなものだった。


それももちろん似合っている。


わたしはミナトにどう見られてるんだろう。


付き合ってもないのに、「今日どうかな?」とは聞けないけど…

少しでも良く映っていたらいいな。




「さっそく行こう」


そう言ってミナトと水族館の最寄り駅までの電車に乗った。