そんなわたしの心中を察してか、シェフたちは毎朝わたしのお弁当を作る際はなるべく一般的なお弁当を作ってくれている。気がする。
ハンバーグだったり、ウインナーだったり。
味はプロそのものだけど、見た目っていうかお弁当のおかずは中学の頃憧れた友達のお弁当そのものだった。栄養バランスと彩りと。そしてわたしの心まで気遣ってくれるシェフたち。
わたしはそれがとても温かい優しさに感じだ。
シェフだけじゃなく、わたしの身の回りのお世話をしてくれる使用人。
使用人なんて言ってしまえば少し冷たく感じてしまうかもしれないけど、皆が大好き。
忙しい両親に代わってお世話をしてくれて。
今だってわたしたち家族の生活が成り立っているのはわたし達の為に働いてくれている方々がいるからだ。
そんな人たちにわたしは心から感謝しているし、彼ら、彼女らの生活を守りたい。
守りたいけど、ミナトの事だって諦めたくない。



