サクラアメ 【完】


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翌日、放課後になり学校を出るとミナトが校門の所まで来てくれていた。



「ミナト!来てくれてたの?」

待ち合わせはわたしの学校の最寄り駅だったはず。



「思ったより早く終わったからさ」


「そうだったんだ」



ミナトを瞳に映しただけでドキドキする。

ドキドキするのに、ポカポカと温かい気持ちにもなる。




「少しお腹すいちゃったからどっか寄らない?」


ミナトにそう提案すると「そうだね」と頷いてくれた。


そこで近くにあるカフェに入ることにした。



そのカフェはミナトが生徒手帳を届けてくれた日に入ったカフェだ。