サクラアメ 【完】

車内はとても静かだ。


行きと同じく凛也さんは腕を組み目を閉じている。




こんなにも、違うものだろうか。


ミナトといるときは二人の間に会話がなくても

それでも楽しかった。

会話がなくても、それも心地良かった。






ミナトに会いたい。


あの笑った顔が見たい。



「さくら」って呼ぶ声が聞きたい。



ミナト───…。