サクラアメ 【完】

料理を食べ終え、レストランを出た。



「ご馳走さまでした、美味しかったです」



そんなわたしの言葉を無視して凛也さんはすぐに車に乗り込んだ。




わたしも車に乗り込むとゆっくり車が発進した。



「この後はどちらに?」


「このままお前の家まで送る」


「分かりました…」




…少しだけ、ホッとした。

申し訳ないけど、凛也さんといても楽しいと思えない。


もう、ミナトの事を忘れなくちゃいけないと分かってるけど、どうしても忘れられない。


凛也さんを好きだと思えない。