サクラアメ 【完】



「……」



この学校に着いて10分。



俺を不思議そうに見る生徒も多くなってきた。

中には何やら騒いでる人も。



…これ、帰った方がいいかな?



あの子は出てこないし、もう帰って交番に届けようかな。




そう思い始めたとき




「あっ…あの子だ」




昨日の子が校門を出た。




間違いない、あの子だ。



サラサラと揺れる黒髪。


綺麗な顔立ち。




その子は間違いなく昨日俺がぶつかってしまった子だ。