サクラアメ 【完】

レストラン内に入ると、凛也さんを見たウェイターの人がすぐに会釈した。



「お待ちしておりました、こちらへどうぞ」



丁寧な仕草で案内され、二人個室に入った。





「…あの、」



フレンチのコースを頼み、運ばれてくる料理を凛也さんは何も言わず黙々と綺麗な仕草で食べ進めている。




「凛也さん」


「何だ」



名前を呼ぶと今まで必要なこと以外何も喋らなかった凛也さんがわたしを見た。