月下の輪廻

これ以上、どう説明すれば良いのか分からない。

カアァ......と頬に熱が帯びていく。言えば言う程、墓穴を掘ってしまいそうだ。

出逢って、何故か目が離せないと思ったのは事実。

剣技もそうだが、姿と言うか、本人自体から目が離せないのだ。理由は全く分からないが......。


「だーかーら。それを好きって言うんじゃなぁい」

「!? ち、違いますって!」


何度否定しても、ルギィは納得してはくれなかった。






頭痛が引いて仮眠していたらしい。起きたら昼近くとなっていた。

汗を掻いてしまっていたようで、起きるなり例のごとく、ルギィに「お風呂に入ってきなさいっ」と一喝され、ギルド内の風呂場を使わせてもらう。

ディアスは待っているらしい。一緒に食事をしたいから、と。

自分が寝ている間に何があったのか知らないが、あれ程ディアスにベッタリだったルギィが、その言葉には何も言わなかった。

《他に気に入る男でも出来たのか?》

湯に浸かりながら、リーファネルは首を傾げる。


「ご飯を食べたら、弾薬を仕入れて日保ちする食べ物でも買って......村を出るか」