翌日、私は足の痛みで目を覚ました。

その痛みは昨日感じたものよりもさらに強かった。

「お母さん…!」

私はその場から動くこともできず、出せる限りの大きな声で下のリビングにいるであろう母親に助けを求めた。

「どうし……
その足の腫れどうしたの?」

私の右足には大きな腫れができていた。
その腫れが痛みを引き起こしてるのが簡単に想像できた。

「この頃、たまに足が痛くなって……
昨日あたりから我慢できないくらい痛くなるの……」

私の言葉を聞いた母親はすぐに学校を休んで病院に行くと言った。

私は痛みが少し引いた僅かな間に着替えを済ませ、タクシーで市内の総合病院へと向かった。