転生令嬢の悪役回避術ー心を入れ替え女王になりましたー

それから数日後、アイリーンの計画書を気に入った国王が議会の議題として提出した。

計画書の内容をさらに説明するため、アイリーンは王宮へと呼ばれ、現在議会に参加している。

「それでは、アイリーン・キャンベルさん、今回の計画書の内容を皆さんに分かるように説明してください。」

アイリーンは返事をしてその場から立つと、中央にある発言台へと移動した。

「資料の2ページをご覧ください。
これが現在のこの国の様子です。この国はまだ発展できると考えています。そしてこの国を今後支えていくのが、農業です。

それでは、3ページをご覧ください。
ここではそれぞれの野菜の育て方が書かれています。最初は隣国のモスクル博士に寒さの中でも育てられる栽培方法を教えていただきます。現在、モスクル博士には連絡済みで、この国に来る際は白菜の苗をいくつか持ってきてもらえます。

また、南部は比較的温暖なので、トウモロコシの栽培をします。水路に関してはこの国のウェンディ氏が設計図を書いてくれました。栽培方法に関しては北部同様、隣国からネモ博士を招聘します。こちらも来る際にトウモロコシの種を持ってきてくれます。

4ページ以降にはこの農業が成功した際に導くことのできる国の発展度などを記したものになります。
どうぞ各自でご覧ください。

はきはきと説明を終えたアイリーンは全体に一礼すると、自分の与えられた席へと戻った。

アイリーンが席へ戻った後も出席している人は計画書をじっくりと読み、実行するべきか考えていた。

そして採決の時間、アイリーンの農業計画は満場一致で可決された。