王宮へ着き、手を借りながら馬車を降りると、アイリーンとキャンベル前大公のいない間国王代を務めていたルーメンティーと妻、カルロティーがアイリーンたちの帰りを待ちわびていた。
「アイリーン、準備はできている。
さぁ、一緒に行こう。」
「貴方は政務のほうをお願いいたします。
聖なる場は男子禁制です。
ハイメ、貴方は入ることができないの。
サクラ一緒に行くわよ。」
アイリーンの手をつかもうとしたルーメンティーをカルロティーが制し、サクラとハイメに声をかけた。
「私はおじいさまと一緒に待っています。
サクラだけじゃなく、私も頼れるお兄ちゃんになりたいから、おじいさまに教わりながら政務をやってみたい。」
先ほど、サクラが頼れるお姉さんになっていたことを羨ましく思っていたようで、ハイメは一切ぐずることなく、「行きたくない」と言っているルーメンティーの手を取り、政務室のほうへ歩いて行った。
残された女性陣は医務室へと向かい、いつでも出産できるように、準備が進められていった。
「アイリーン、準備はできている。
さぁ、一緒に行こう。」
「貴方は政務のほうをお願いいたします。
聖なる場は男子禁制です。
ハイメ、貴方は入ることができないの。
サクラ一緒に行くわよ。」
アイリーンの手をつかもうとしたルーメンティーをカルロティーが制し、サクラとハイメに声をかけた。
「私はおじいさまと一緒に待っています。
サクラだけじゃなく、私も頼れるお兄ちゃんになりたいから、おじいさまに教わりながら政務をやってみたい。」
先ほど、サクラが頼れるお姉さんになっていたことを羨ましく思っていたようで、ハイメは一切ぐずることなく、「行きたくない」と言っているルーメンティーの手を取り、政務室のほうへ歩いて行った。
残された女性陣は医務室へと向かい、いつでも出産できるように、準備が進められていった。


