転生令嬢の悪役回避術ー心を入れ替え女王になりましたー

「ようこそ、キャンベル家へ、シャルティアーナ皇女。
姉上、お久しぶりです。サクラとハイメも元気にしてた?」

キャンベル家の門付近で待っていたのはアンドレアだった。

サクラはアンドレアを見つけると抱っこをせがみ、アンドレアはサクラのことを抱っこしながら、一行を出迎えた。

シャルティアーナ皇女はこの時、顔が少し赤くなっていたが、それに気がつく者はいなかった。

一行は談話室で他愛のない話をし、そのあとはサクラとハイメは屋敷内でかくれんぼ、アイリーンとシャルティアーナ皇女はアンドレアとともに談話室に残り、領内の様子などを確認していた。

「シャルティアーナ皇女、もしかして体調が優れないのではないでしょうか。

先ほどから顔が少し赤いようですが。」

「いえ、大丈夫です。
少し緊張しているだけですので。」

体調をアンドレアに聞かれたシャルティアーナ皇女は口元に笑みを浮かべながら答えた。

「もし、体調が悪くなってしまったら遠慮なく言ってくださいね。」

そう言ってアンドレアはシャルティアーナ皇女に微笑んだ。

さっきよりも顔が赤くなっているシャルティアーナ皇女を見てすべてを察したが、その場では特に何も言わなかった。