転生令嬢の悪役回避術ー心を入れ替え女王になりましたー

(もしかして…でもやっぱり…
ここは『悪役で何が悪いの?』の世界だ…
だって主人公はアイリーン・キャンベル。アンドレアという名前の弟のいる10歳の少女だったはず。
何もかもあってるわ。

ここに意識があるということは、私は死んでしまったのだろうか…
あの夢で見たのはお母さんの泣いている声だったのか…


すぐに覚えていることを書き出さなくてはと思い、私はその場を離れることにした。

「お父様、お母様、私まだ体調がすぐれないので失礼させていただきますわ。」

そう言い残すと心配そうな目をしている家族にお辞儀をし、ひとりのメイドとともに部屋に戻った。