サクラとハイメが誕生してからはルーメンティー夫妻と食事をする機会はほとんどなかったが、今はルーメンティー夫妻、アイリーン、サクラとハイメで食卓を囲むことが多くなった。

今日もいつもと同じように5人で食卓を囲んでいた。

食事も中盤に差し掛かったところ、メインのお肉料理が出てきた時、アイリーンはその匂いに耐えられなかった。

「食事中、すみません。
少々体調が悪いので、先に失礼させていただきます。」

そう言い残すとアイリーンは口元を抑えながら、リンネに介抱されながら晩餐室を後にした。

「ちょっと心配なので、私も様子を見てきますね。
皆さんはこのまま食事を続けてください。」

そう言い残し、カルロティーも席を立ち、アイリーンの後を追いかけていった。