あの日以来、ヴァルテリは時間の許す限りアイリーンのことを何度も何度も愛した。

しかし、ふたりのもとにコウノドリは訪れることなく、一日一日が過ぎていった。

「ニーナ、子どもはふたりでもいい?」

「私は、サクラとハイメが私たちのもとに来てくれただけでとてもうれしいから、大丈夫よ。」

「そうだな、これからも家族4人で仲良く暮らしていこう。」