「子どもたちはもう戻ったからこれからはふたりだけの時間だね。
久しぶりに早く寝れそうだから、今日は朝までニーナと一緒にいたいな。」
耳元でささやかれたアイリーンの顔はみるみる赤くなっていき、アイリーンは恥ずかしそうに下を向いた。
「あれ、もしかしてうれしい?
あー、俺だって我慢してるのにさ、そんな態度取られたら我慢できなくなっちゃう。
せっかくふたりでカルヴァドスを飲もうって誘うつもりだったのに、またあとでだね。」
ちょっとふてくされたような、それでもうれしいようなそんな態度を示すヴァルテリにアイリーンはますます恥ずかしくなってしまった。
「いや、一緒にカルヴァドスを…」
「聞こえないなー。
ニーナ、覚悟しといて。俺を煽ったニーナが悪いんだからね。」
「ちょっ、煽ってなんか…」
「うん、甘いリンゴの味がする。
今夜は離さないから。」
ヴァルテリはアイリーンの口に深く口づけをすると、アイリーンのことを抱き上げ、ヴァルテリの私室へと向かった。
「ヴィックの部屋なの?」
てっきり抱き上げられたまま自分の部屋に行くと思っていたアイリーンは少しだけ驚いた。
「だって、ニーナの部屋、続扉でリンネの部屋とつながっているからニーナのかわいい声が聞こえちゃうよ。
それでもいい?」
ヴァルテリはわざとアイリーンが困るようなことを耳元でささやき、アイリーンは首を小さく横に振った。
ここまで来てしまうと、ヴァルテリは歯止めが利かなくなってしまっているということをアイリーンは知っているので、アイリーンは「ヴィックの部屋で」とつぶやいた。
久しぶりに早く寝れそうだから、今日は朝までニーナと一緒にいたいな。」
耳元でささやかれたアイリーンの顔はみるみる赤くなっていき、アイリーンは恥ずかしそうに下を向いた。
「あれ、もしかしてうれしい?
あー、俺だって我慢してるのにさ、そんな態度取られたら我慢できなくなっちゃう。
せっかくふたりでカルヴァドスを飲もうって誘うつもりだったのに、またあとでだね。」
ちょっとふてくされたような、それでもうれしいようなそんな態度を示すヴァルテリにアイリーンはますます恥ずかしくなってしまった。
「いや、一緒にカルヴァドスを…」
「聞こえないなー。
ニーナ、覚悟しといて。俺を煽ったニーナが悪いんだからね。」
「ちょっ、煽ってなんか…」
「うん、甘いリンゴの味がする。
今夜は離さないから。」
ヴァルテリはアイリーンの口に深く口づけをすると、アイリーンのことを抱き上げ、ヴァルテリの私室へと向かった。
「ヴィックの部屋なの?」
てっきり抱き上げられたまま自分の部屋に行くと思っていたアイリーンは少しだけ驚いた。
「だって、ニーナの部屋、続扉でリンネの部屋とつながっているからニーナのかわいい声が聞こえちゃうよ。
それでもいい?」
ヴァルテリはわざとアイリーンが困るようなことを耳元でささやき、アイリーンは首を小さく横に振った。
ここまで来てしまうと、ヴァルテリは歯止めが利かなくなってしまっているということをアイリーンは知っているので、アイリーンは「ヴィックの部屋で」とつぶやいた。


