私は教室に入って次の授業の準備を始める。


 もうすぐ1分前なので柚香たちも、席についたようだ。

 
 大丈夫、大丈夫、笑顔でいないと!


 さっき、グループで話している時の事を思い出して暗くなりかけていた自分の気持ちを必死に抑え込む


 チャイムが鳴り、授業を真面目に受けていると、嫌なことを考えることがなくなるので、先生の話をよく聞くことにした。


 

時間はあっという間に過ぎていって、放課後になった。


 柚香はサッカー部に入っているので柚香と別れて、私と茜と奈美はバレー部の部室へと向かった。


 正直に言ってうちのバレー部は弱い。でも、その中で茜は私達と同じ一年からはじめたのにもかかわらず、器用なので、すぐに教えられた事を覚え、先輩からも好かれていた。


 部活は楽しい。頑張ろうと思えるから。明日に配られるユニフォームが楽しみで仕方がないのだ。


 私はバレーの練習に、いつも早くから来て練習に励んでいたので、ユニフォームを貰えるように努力していた。


 茜に何か一つでも勝ちたかったのだ。


 私の得意なことでも、茜には全て敵わない。だから、バレーだけは、なんとか勝ちたいと思ったのだ。


 練習はかなりキツイ。でも、楽しい。だから頑張ろう!


ユニフォームを貰えるように!レギュラーになれるように!



人一倍努力しよう。