「そっかー。そうなんだ。しちゃったんだ」 「なんでそんな棒読みなの」 つまらなさそうにトマトをつつき回す暁奈。その口は可愛らしく尖っている。 「まぁいいけどさ。圭斗くんにはバレないようにしなよ?」 「わかってるよ」 ここで咎めることをしないのが暁奈だ。 基本的に男女の関係には緩い。 もちろん貞操観念もゆるゆる。 暁奈自身も今までの元カレを数え上げるのは不可能だと言っていた。 毎回毎回、つまらなそうな顔で。