おやすみ、といつもの言葉。 それから、軽い、触れるだけのキス。 もうただの幼馴染みじゃない。 ただの勉強仲間じゃない。 やっと思いの通じあったキスは、寝る前のからだには少し刺激が強かったようで。 弾む肩をなんとか抑えながら、スマホのカレンダーに印をつけて、布団にもぐった。 もちろん、眠れるはずなんてなかった。