孤独な少女と一匹オオカミ

「なんで、
蒼の事なのに晴さんが決めるんですか?」

私は、震える声で言った。

「私ね、今、蒼ちゃんの家に住んでるの。
蒼ちゃんと私は、幼なじみだった。小さいながらにお互いの事好きだった。たくさん遊んだり、お互いの家に泊まったりしてた」

と、過去の出来事を一つ一つ話す晴さん。

私は静かに耳を傾ける。

「すごく楽しくて、蒼ちゃんがいれば私は、なにもいらなかった。でも突然両親が海外に行く事になったの。私はまだ小さかったしついて行かなきゃ行けなかった。でも蒼ちゃんとお別れなんかしたくない。苦しいけど蒼ちゃんには黙って海外に行ったの。」