「しっおりーーーー!おはよー!」 「……っあ!優海(ゆうみ)おはよう」 電車の駅で、中学時代からの大親友である清水 優海と出会った。 優海も私と同じ高校だ。 「栞、ひとり暮らしだけど大丈夫?寂しいときはいつでもメールして!ソッコー駆けつけるからっ!」 ぱちりとウィンクをして私の肩をぽんっと叩く優海。 本当に優しくて面倒見がいい。 ちょっとサバサバしてるけど、そこも優海のいいところだ。 1つ上の兄と3つ下の弟に囲まれているせいか、少し男勝りではあるけど……。笑